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263.4振り返り調査結果のまとめと考察@項目を用いたクラスター分析と福祉用具利用の関係?項目を群(寝返り、起き上がり、座位の項目)、群(立ち上がり、移乗の項目)、群(屋内歩行、屋外歩行、移動の項目)に分けた上でクラスター分析を試みた。結果、群全て軽度なクラスター、群全て中程度なクラスター、群の歩行に関する項目のみ重度なクラスター、群全て重度なクラスターが見いだされた。からにかけて、まずは歩行関連の群が困難となり、その後は群や群が困難となっていく傾向にある。(表)?各クラスターで利用率の高い福祉用具として、クラスター→手すり、歩行器クラスター→手すり、特殊寝台クラスター→車いす、特殊寝台、手すり、歩行器クラスター→車いす、特殊寝台、スロープとなった。(表)A目標達成状況?モニタリングシートの総合評価、達成度備考の自由記述について、福祉用具利用による目標達成の判定を目標達成キーワードの有無によって判定した。結果、「目標達成キーワードあり」の割合は全体のとなった。クラスター別では、クラスターが、クラスターが、クラスターが、クラスターがとなった。(表)?目標達成キーワードの詳細を見てみると、自立支援系のキーワードはどのクラスターにも多くみられ、介護負担軽減系のキーワードは重度のクラスターに多くみられた。(表)?福祉用具の組み合わせ利用を見てみると、重度のクラスターでは福祉用具の複数利用者が他のクラスターに比べて多数派であった。?利用している福祉用具と目標達成状況を見てみると、車いすはクラスター、手すりはクラスター3、スロープと歩行補助つえはクラスター2、歩行器はクラスターでの達成キーワードありの割合が高かった。(表)?目標達成状況について、福祉用具の利用種目数別、モニタリング別の頻度別の比較を行ったが、目立った差は見られなかった。(表、表)