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173.振り返り調査の概要と結果3.1振り返り調査の概要3.1.1目的過去年間のサービス計画書およびモニタリングシートのデータを活用して、利用者の状態と福祉用具利用に伴う生活機能等の変化について、定量的な分析を行った。3.1.2調査対象調査対象は以下のとおりとした。表調査対象の抽出について調査対象者福祉用具貸与サービスの利用者対象者の抽出方法福祉用具貸与事業者約法人各事業所から、福祉用具の利用開始後年が経過した利用者※平成年月〜月に介護保険の福祉用具貸与サービスを利用開始した利用者全員を抽出。対象者数約法人(想定する調査対象者数約人)に協力依頼し、法人から合計人のデータが提供された。そのうち、条件に適合する人を分析対象とした、福祉用具貸与事業者の選定方法日本福祉用具供給協会の会員、各ブロック長、関連団体より選定した(協力を得られる可能性の高い事業者に依頼した)3.1.3分析の考え方振り返り調査では、利用開始時点のサービス計画書に記載された利用者の状態像や利用している福祉用具等のデータと、直近のモニタリングシートに記載された利用目標の達成度等を用いて分析を行った。下図のモニタリング頻度とは、モニタリングシートの更新回数のことを指し、サービス計画書作成日のか月後から何回モニタリングシートが更新されているかカウントしている。分析においては、利用者の、利用している福祉用具やモニタリング頻度など福祉用具サービスの提供状況に関する要因などが、利用目標の達成度や数ヶ月後の身体状況の変化、意欲の変化などにどのように影響しているかを検証した。利用開始時のサービス計画書直近のモニタリングシート利用者の状態像利用している福祉用具介護環境利用目標の達成度身体状況の変化意欲の変化モニタリングシートモニタリング頻度