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66)(日本福祉大学())版介護負担感得点妥当性が検証されている介護負担感尺度(版介護負担感尺度)を用いて、対象者の主たる介護者における介護負担感を測定した。介護負担感は、の質問項目で構成されており、各項目について、「非常にそう思う」、「少しそう思う」、「あまりそう思わない」、「全くそう思わない」という件法で回答する。全体的負担感は介護者の全体的な負担感を段階で測定するもので、得点が高いほど負担感が高くなるように配点されている。(2)結果の分析1)分析対象者回収した調査票について、第回調査の回答があり、かつ第回〜第回の調査票に少なくとも回回答している者(ただし、「調査を中止する」として提出された者は除く)を分析の対象とした。平成年月から新たに福祉用具貸与サービスの利用を開始した者を「新規利用者」、平成年月から福祉用具貸与サービスの利用を開始し、同年月の時点で利用開始から半年が経過した利用者を、「継続利用者」とした。利用開始月(月または月)の回答がない者は、分析対象から除外した。各調査項目や指標について、第回調査を含む複数回の回答がある者に対象者を限定して、集計を行った。2)基本情報の集計上記の対象者について、新規利用者と、継続利用者は別々に集計を行った。それぞれの群について、年齢、性別、要介護度などの基本的な情報(第回調査で情報を取得)を集計した。また、全体の集計だけではく、得点()の得点区分により、新規利用者と継続利用者のそれぞれをグループ(点未満、点、点、点以上)にわけ、層別して集計を行った。3)分析した課題と指標との対応本調査では、次の点を調べることに焦点を当てて、調査時点間の変化を分析した。?利用者の身体機能、の変化?利用者の生活や社会との交流への意欲の変化?介護者の介護負担の変化1久世ら(2007年)、日本福祉大学情報社会科学論集第10巻2GrangerCV,etal.ArchPhysMedRehabil.1979;60(1):14-7.