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42.定点観測調査の概要と主な結果2.1調査の目的本調査では、介護保険の福祉用具貸与サービスを利用した場合の、利用者およびその介護者に対する効果を把握することを目的とした調査を行うことを目的とした。新たに介護保険の福祉用具貸与サービスを利用開始した利用者、および利用開始から半年が経過した利用者を対象として、その利用の経過をか月間定期的に観察し、調査開始からか月間の利用者の状態の変化を比較することで、福祉用具を利用することの効果を検証した。【この調査で明らかにしたい課題】福祉用具貸与サービスを利用することにより・・・?利用者の身体機能、等が維持される、あるいは向上するか。?利用者の生活や社会との交流への意欲が維持または向上するか。?介護者の介護負担が軽減する、もしくは増大することを防ぐか。2.2調査の方法以下のいずれかの条件に該当する、全国の介護保険の福利用具貸与サービスの利用者約人を対象として、回(平成年月から平成年月まで、毎月回)の調査を行った。@福祉用具貸与サービスの新規利用者平成年月から新たに福祉用具貸与サービスを利用開始した利用者(以下、)「新規利用者」とする)A福祉用具貸与サービスの継続利用者平成年月に福祉用具貸与サービスの利用を開始し、月以降も継続している利用者(以下、「継続利用者」とする)福祉用具専門相談員が毎月回利用者宅を訪問し、聞き取りや観察によって調査票に記録を行った。第回の調査は、@新規利用者の場合は福祉用具の搬入日、A継続利用者の場合は利用開始か月後のモニタリング実施日とした。(当日に限らず、前後週間以内の実施も可とした)