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80(5)価格設定プロセス価格設定の考え方の整理に基づき、福祉用具貸与の価格設定プロセスは図23の手順で検討することが考えられる。各プロセスにおける留意点は以下のように考えられる。1)地域市場(競合市場)の価格水準に対する自社のポジショニング設定?対象とする市場における価格水準を福祉用具種目別に把握する。?自社としては価格設定のポジショニングをどこに(水準より上、同じ、下)設定するかを検討する。?水準より上に設定しようとする場合、自社の差別化要素は水準以上の価格設定に耐えられるかを検討する。?同水準に設定しようとする場合、市場でシェアを確保する要素は何かを検討する。?水準より下に設定しようとする場合、収支均衡は確保できるかを検討する。?シェア確保をねらいとして価格水準を下げる場合、目標とするシェアはどのように設定するかを検討する。A福祉用具の調達と利用に係るコスト(コアサービスコスト)のチェックB福祉用具貸与サービスとしての共通経費(サービスインフラコスト)のチェック@地域市場(競合市場)の価格水準に対する自社のポジショニング設定C福祉用具貸与サービスの価格設定背景として標準的サービスプロセスを意識図23福祉用具貸与の価格設定プロセス78