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39サービスプロセス毎の標準的水準の検討レベルの設定本調査では、福祉用具貸与事業所における適正なサービスのレベルを明確にし、サービス提供する際の業務プロセスにおける標準的な実施内容をガイドインとして示すことを目的としている。そのため、3−1で整理した業務プロセスの項目(実施項目及び具体的な実施内容)が、福祉用具貸与サービスにおいて、指定基準上必ず実施が求められるものであるか、義務付けはされていないが標準的な業務内容として実施すべきとみなされるレベルであるか、あるいはより質の高いサービス提供のために実施されることが推奨されるレベルであるか、といった要求内容の水準について検討し、明記する必要がある。ここでは、以下に示す3つのレベルに区分することとした。(実施項目:指定基準項目)指定基準に位置付けられている項目。必ず実施することが求められる。(実施項目:標準項目)指定基準には記載されてないが、適正なサービスを提供する上で、標準的に実施するべきと考えられる項目。(実施項目:推奨項目)より質の高いサービスを目指す上で実施することが望ましい項目。標準的に実施することを求めるものではない。項目毎のレベルへの対応付け個々の項目がどのレベルに該当するかを判断するため、福祉用具貸与事業所における各項目の実施状況についての小規模アンケートを実施した。アンケート対象:地域、規模、特性の異なる福祉用具貸与事業者4社調査内容:各項目の記述内容の妥当性の確認業務実施状況(項目への該当状況)◎必ず実施している/ほぼすべての場合に実施している○概ね実施している△時々実施している×実施していない(できていない)―必要がない(あてはまらない)上記の手順により整理した福祉用具貸与サービスプロセスの整理表を参考資料7-2に示す。37