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943)介護支援専門員の属性による比較?介護支援専門員の属性別に、福祉用具貸与事業所を選定する際に重視する項目を見ると、介護支援専門員としての経験年数ではほとんど差がみられなかった。また、主任介護支援専門員か否かでも、ほとんど差がなく、主任介護支援専門員のほうがやや重視する点としては「福祉用具や利用事例に関する情報提供・相談対応」「アセスメント」「用具の選定、提案、利用計画の作成内容」「ケアマネジャーとの連携」などであった(図3-24)。?介護支援専門員が医療・看護・リハ専門職等の資格を有する場合、日常業務において福祉用具貸与事業所や福祉用具専門相談員と連携の割合がやや高かった(図3-21)。また、福祉用具貸与事業所選定において重視する点については、「福祉用具や利用事例に関する情報提供・相談対応」「用具の選定、提案、利用計画の作成内容」「福祉用具の適合調整・利用指導」「住環境と住宅改修に関する知識」などの割合が高かった(図3-25)。?福祉用具貸与事業所選定において「即応性」を重視している介護支援専門員のほうが重視している割合が高いのは、即応性のほか「デモ対応」「レンタル価格」などであった。即応性を重要な選定ポイントとして位置付けていない介護支援専門員のほうが重視する高いのは、「福祉用具や利用事例に関する情報提供・相談対応」「用具の選定、提案、利用計画の作成内容」「福祉用具の適合調整・利用指導」「搬入・設置・搬出の円滑実施」「フォロー・モニタリング」「住環境と住宅改修に関する知識」であった(図3-26)。?またヒアリング結果より、介護支援専門員が重視する「即応性」の内容としては、納品の即応性が高いことによる利便性という観点よりも、介護支援専門員との連絡対応における即応性が高いことに対する安心感や信頼感を評価する意見が多い。