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89F全国展開の大規模事業者と地域内単独事業者の異なる点A)地域内単独事業者・利用者への説明が丁寧である。・福祉用具だけでなく、居宅やヘルパー等の併設の事業所があるため、福祉用具の担当者が不在でも電話の対応をしてくれる。・引き上げの際に、家族と話をして引き上げてくれる(一方、全国展開の大規模事業者は無言で商品を持ち帰るところがある)。B)全国展開の大規模事業者・連絡がつかないこともあるが単価は安いと感じている。・他地域への転勤があるため、ある福祉用具専門相談員に慣れてきたかなと思った頃に転勤してしまうことがある。・組織が大きいと電話連絡のバックアップ体制がしっかりしているため、安心できる。G迅速性について・福祉用具の搬入の迅速性を求めるケースはある。利用者が急に退院等の緊急時に依頼する事業所の使い分けはある。・緊急の場合でも、新規であれば福祉用具貸与事業所は通常対応する。どちらかというとメンテナンスで緊急性があるときに迅速な対応をしてくれると福祉用具貸与事業所のイメージが良い。・名刺に携帯番号が書いてある福祉用具専門相談員には連絡が取りやすい。・納品を急いでいる利用者には迅速に対応する。Hその他・女性の一人暮らしの家に男性の福祉用具専門相談員がベッドを搬入することを不安に思う女性がいる。その場合は、女性の福祉用具専門相談員の事業所に依頼することがある。(3)介護支援専門員ヒアリングのまとめ介護支援専門員へのヒアリングを通じて、以下のことが把握された。・福祉用具をよく知っていて、利用者の状態をよく見て、個々の状態、状況に適した福祉用具を提案するという基本的な役割を果たすことが質の高いサービスとして評価されている。・サービスの質としては事業所よりもそうした役割を果たせる福祉用具専門相談員(個人)がより評価される傾向がみられる。