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85D)資格取得について・住環境コーディネータの資格取得に関する各事業所の対応:実費で受講させ、取得できれば手当を出している。資格取得を促している。ほぼ強制的に取得させている。(取得しないと営業担当になれない)。E)地域における多種連携の状況・病院にアプローチし、入院中にデモンストレーションを行い、病院との関係づくりを行っているが、病院のリハ職と担当ケアマネの連携うまく取れないことがある。・回復期リハ、サービス付き高齢者住宅のアプローチ等に力を入れている。F)その他・デモ対応のある事業所を好むケアマネジャーがいる。ケアマネジャーに求められればデモ対応してしまう貸与事業者にも問題がある(長期のデモ期間についても支払がない)。(3)福祉用具貸与事業者ヒアリングのまとめ福祉用具貸与事業所へのヒアリングを通じて、以下のことが把握された。・一定の品揃えの中から福祉用具が供給されることは当然のこととなっている。・その中で、事業所としては得意分野を作ることでサービスの質を高める方向が指向されている。・質を高める方向性としては、地域の介護サービス体系のなかで他のサービスと質の高いサービス連携の役割を担う方向(地域密着)が重視されている。・質の高いサービス連携を実現する方策としてリハ専門職、介護支援専門員などとの交流機会を拡大することが重視されている。・介護支援専門員との連携で重視されるサービスの「迅速性」は、福祉用具搬入のタイミングを早めることもさることながら、介護支援専門員からのファースト・コンタクトへの対応の早さをより重視する意見も多い。・また、上記の指摘項目を実現するのは現場を担う人材であり、その基本的な対人対応の姿勢と技術を高めることの重要性が指摘されている。