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83?老健でリハに力を入れているところもある。?埼玉のリハ病院系列の事業所ではモジュール系車いす利用を推進している。リハビリ入院から関わっており、病院と連携している。リハ室で合わせて使ってもらってそのまま居宅まで導入している。車いすの単価は最安1500単位でベッド(月1万円)より高い設定となる。さらにモジュールでクッション入れると2万円相当になる。ただし、ケアマネの判断で他の車いすに変わることはある。商品知識がないと薦められない。?多角経営の一環として老健からの初めて在宅復帰に特化しているケースもある。在宅に帰すことを重点に、住環境に合わせて、モジュールの車いすなど特殊なものを使うことを推進したが、最終的に事業としてまわらなくなった事業所もあったと聞いている。E地域における多職種連携の状況?市町村の事情に応じて給付して良い方向に徐々に向かっている(地域特性に応じて)。?行政主導が有効に機能するかは行政県庁の熱意による。?これまではケアマネ主導で用具を決めていたが、今はケアマネと専門相談員の分業になってきている。?多職種連携ができているかは、地域に根差して事業ができているかによるところが大きい。(2)中国・四国地域事業所のヒアリング結果概要1)ヒアリング対象山口県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県の福祉用具貸与事業所2)ヒアリング概要@自社のサービスの特徴・アピールポイント・商品の見直しや提案など定期的に訪問するようにしている。・品揃えが充実していることで選ばれている。・エンドユーザーに対してサービスを提供している。・選定の打ち合わせを適切に行い、ご利用者に納得してもらうことが重要。・質を確保しながら価格を下げる努力をしている。・人材育成を重要視している。教育にはコストをかけている。・適宜研修を実施し、大きい展示会に年1回参加。・毎週、機器利用のロールプレイング研修等を実施。・肌にふれるマット等は6か月に1度無償で交換している。・モニタリングや接遇が重要。