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13図3-10居宅介護支援事業所と連携する上で福祉用具事業者として重要なこと(専門知識)また、図3-11に示すように、事業所の特徴として「即応性」を選択した事業所と、選択していない事業所を比較したところ、「納品(対応)のスピード」以外では大きな差は見られなかった。即応性を重視することで、他の項目を相対的に軽視することにはつながらないことが確認された。利用者ごとの担当者の固定状況別では、図3-12に示すように、全体としては大きな差は見られないが、「品質(消毒・補修)」「アセスメント(利用者・環境の評価)」「福祉用具の適合調整・利用指導」「フォロー・モニタリング」「介護保険サービスの知識」「高齢者の日常生活の知識」については、「1人の利用者を複数名で担当し、プロセスごとに担当者を設定する」事業所のほうが、回答割合が高かった。さらに、福祉用具専門相談員1人あたりの利用者数別では、図3-13に示すように、全体の傾向は共通しているが、「営業担当の訪問回数」「住宅改修の対応」「アセスメント(利用者・環境の評価)」「用具の選定、提案、利用計画の作成内容」「福祉用具の適合調整・利用指導」「フォロー・モニタリング」「困難事例への対応力」「住環境と住宅改修に関する知識」については、利用者数が多い事業所ほど回答割合が高かった。