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「専門的知識・経験を有する福祉用具専門相談員」に期待する役割介護支援専門員、リハ専門職は、3)「専門的知識・経験を有する福祉用具専門相談員」に対して、どのような場面でどのような役割を期待しているのか尋ねたところ、以下のような回答が寄せられました。【介護支援専門員専門員からのコメント】■全般・福祉用具を利用する事でどのように効果が表れるか、具体的な説明をしてほしい。・適切な時期にアセスメントを行い予後予測や福祉用具等の変更が必要な時に情報提供してほしい。・豊富な知見で専門職としてトータルでアドバイスできる様な相談員が望ましい。・信頼できる福祉用具専門相談員○○から助言を受けて借りた△△というように、個人レベルで信頼感があり、何でも相談できるような役割を担ってほしい。・利用者、家族へ充分な説明、家族と信頼関係を築く。・危険を感じられる判断力、洞察力を身に付けてほしい。用具の危険性についてもきっちりと伝える役割を期待。■相談、アセスメント、介護サービス開始に際して・ケアマネジャーと自宅訪問を一緒にしてサービス開始前に敏速に動いてほしい。・住環境及び生活行動を想定したアドバイスを発言できる様な役割を期待したい。・生活全体をとらえ、住環境整備についての助言をしてほしい。・多くの情報があり環境や本人に合った福祉用具の選定に迷うとき適切な福祉用具の情報を提供し一緒に考えてもらいたい。・福祉用具の使い方を具説明体的に説明し、どのような状況になった場合、再検討が必要か具体的に提案してほしい。・福祉用具の柔軟な活用方法の提案(規定どおりの使用方法だけではなく、利用者個々の状態に合わせ、アレンジした利用の方法など)。■ケアプラン作成時・一般的に高齢者に多い疾患や障害以外にも希少ニーズにも対応できる。・ケアマネジャーのアセスメントをしのぐ、適切なアセスメントと用具の選択。・利用者が望む暮らしを支援者が連携しチームになって関わる中で、それぞれが専門性を発揮すると他の支援者との調整、調和を図っていく必要があり、積極的に参加してほしい。・廃用、褥創に関連した環境設定の提案。■担当者会議(参加姿勢)・生活の課題点改善に向けて積極的に福祉用具の提案をしてほしい・用具の宣伝ではなく制度や介護技術に関するしっかりとした知識、技術を持ち、アドバイスや情報提供していただけることを望みます。・適切な発言が出来るように利用者一人一人の状態を把握し、積極的に提案、臨機応変に対応する。・利用者の自立支援、安全確保の観点から人による介護にかわる用具や誰にも容易に利用できるような制度の活用など提案してほしい。