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95Q2.「専門的知識・経験を有する福祉用具専門相談員」には、どのような知識が求められていると思いますか。・豊富な製品情報を有していること。日々新しいものが出ていることをフォローし、提案してくれることを期待している。・利用者の状態の把握とその情報共有については、わかりやすい言葉を選びながら伝えるようにしている。そのような伝え方をすることで状況を理解し代替案を提示してくれる。【技術レベルが高いと感じた祉用具専門相談員の例】?例えば座位をとった時の傾斜傾向の強い方に対して視野検査をして状態確認した専門相談員もいる。?リハ専門職として意見を出すと、その趣旨を汲み取って解釈してくれる人もいる。?ベストポジションバーの設置に際して適切な設置位置が発見できたが、固定方法に困ったときに具体的な手法を提案してくれた。用具の構造的な理解の上で提案してくれた。?電装車いす検討したとき、まずはリスク要素について確認された。事故事例とあわせてリスク要素について説明してくれた。リスク意識は重要と思う。居宅での利用に際しては、居宅環境でのリスク、用具自体が変わったときのリスクなど多様なリスクに留意する必要がある。Q3.「専門的知識・経験を有する福祉用具専門相談員」には、どのような役割(能力)が求められていると思いますか。?移乗用リフトについては、情報提供・相談の段階で利用者・介護者の理解が進まない状況がある。その点を専門相談員からも説明、アピールしてもらってよいのではないか。協力して人力移乗の文化を変えて行きたい。?機器を使っての介護に抵抗感があり、居宅で試しても導入に至らないケースある。?制度に沿った効果的な用具利用方法をリハ専門職にも情報提供してもらいたい。?HCRでよいと思った福祉用具でも置いていない事業所も多い。?在宅復帰して機能が落ちてきてからリハ対応になるケースが多い。そうした場合は既に福祉用具が入っているケースが多いが、リハビリテーション対応も含めたアセスメント能力を高めることが望まれる。リハ専門職がいない場面でのアセスメント能力向上を期待したい。?パーキンソン病の対応でクワッドケイン(四脚つえ)を導入するなど、移動に関しては身体機能の理解が薄いケースある。?ケアマネと福祉用具専門相談員だけのペアリングでは方向違いの適用が多い印象があ