■ページ本文テキスト■

862-3.アンケート調査結果のまとめ(1)職員の能力開発や育成について・職員の能力開発や育成については、「外部の研修を受講させている」が73.7%と最も多く、次いで「業務マニュアルを整備している」が65.6%、「事業所・法人内での研修を受講させている」が62.4%であった。利用者数別に見ると、利用者数が多い事業所のほうが、いずれの項目についても実施している割合が高かった。・実施している研修テーマは、「福祉用具の新製品に関する情報」が86.8%と最も多く、次いで「福祉用具の取り扱い方法」が71.7%、「認知症に関する研修」が63.2%であった。利用者数別に見ると、利用者数が多い事業所のほうがいずれのテーマについても実施している割合が高かった。(2)福祉用具専門相談員に対する評価について1)管理者の評価と福祉用具専門相談員の評価・全般的に、管理者による評価と福祉用具専門相談員による自己評価では大きな差はないが、管理者による評価のほうがやや高かった。・職業倫理・役割については、管理者、福祉用具専門相談員ともに、「福祉用具専門相談員の役割の理解」「職業倫理の理解・実践」については、「十分出来ている」「概ね出来ている」の合計が8割を超えていた。・専門知識については、管理者、福祉用具専門相談員ともに、「十分できている」「概ね出来ている」の合計の割合が比較的高いのは「介護保険サービス」「福祉用具」に関する知識、比較的低いのは「リハビリテーション」「介護技術」「疾病・疾患」に関する知識であった。・業務遂行能力については、管理者、福祉用具専門相談員ともに、「十分できている」「概ね出来ている」の合計の割合はほぼ8割〜9割であるが、「リハ専門職との連携」「その他の職種との連携」は5割程度と低かった。2)介護支援専門員からの評価(平均的な福祉用具専門相談員と信頼できる福祉用具専門相談員)・専門知識については、介護支援専門員から見た平均的な相談員では、「十分知識がある」「概ね知識がある」と評価されている割合が高いのは、「福祉用具」「新製品」に関する知識であり、低いのは「リハビリテーション」「認知症」「疾病・疾患」に関する知識であった。・信頼できる相談員の場合、特に「福祉用具に関する知識」は「十分に知識がある」が約7割、「住環境と住宅改修」は約6割と高い。比較的低いのは、「認知症」「疾病疾患」