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3まとめ調査の結果から、「専門的知識及び経験を要する福祉用具専門相談員」に求められる役割について、以下のように整理することができます。【信頼を得るための前提となる知識・能?】介護?援専門員から信頼を得ている経験豊富な福祉?具専門相談員が備えている知識・能?が明らかになりました。介護保険や福祉?具、住宅改修に関する?分な知識に基づいて、福祉?具に関する一連のサービス提供プロセスを確実に実施し、福祉用具の専門職としての役割を果たすことが前提となっています。【他職種との連携を実現するための?度な知識・能?】こうした知識、能?に加えて、多職種との連携を実現するためには、さらに?度な知識、能?が期待されています。ケアマネジャーやリハ専門職等、各職種との接点において、連携相手の専門領域を?定程度理解したうえで、福祉?具に関する専門職としての知?に基づく情報提供、提案などが重視されているといえます。【知識や能?を発揮し、主体的に関わる姿勢】上記の知識、能?を備え、こうした知識、能?を?分に発揮して、利?者への説明や相談対応、サービス担当者会議など多職種による協議の場やケアプラン作成の支援の場に際して主体的に意?を述べ、積極的に福祉用具を用いた生活のあり方を提案するなど、ケアチームのメンバーとして主体的に関わる姿勢が求められています。すなわち、「専門的知識及び経験を要する福祉用具専門相談員」には、単に専門的知識と経験に基づいた知?を蓄積するだけでなく、それをベースにして福祉用具を用いた生活のあり方、それを実現するための福祉?具の選択、利?者への適合、他の介護サービスとの摺合せなどを提案し、実現させる「実践?」が求められていると言えます。福祉?具専門相談員??も、「専門的知識及び経験を要する福祉用具専門相談員」としての役割を果たすためには、福祉用具専門相談員としての資質として、?間性をも含めて、専門領域および医療、介護技術等の関連領域に関する知識、アセスメントや選定・提案能?、コミュニケーション能?、他職種との連携やチームケアにおける貢献、福祉?具に関する専門職としての?構え、仕事に取り組む姿勢などの重要性を認識しています。19