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101.2施設や職員に対する効果、意識の変化個々の利用者に適合した福祉用具を有効活用することで介護量も軽減されます。利用者の活動量増加も見えることから、介護スタッフの自立支援の意識も高まります。福祉用具利用で自立支援の新たな可能性を拓いていきましょう。福祉用具の選択しやすさ、福祉用具の調整・適合のしやすさ、介護のしやすさについて「やりやすくなった」という回答が多くみられました。自立に向けた支援方法の選択肢が広がり、QOL向上などの効果も実感されたことから、施設職員側の自立支援に対する意識が高まりました。福祉用具の有効活用が介護量軽減や対象者の活動量増加に繋がることを体験し、個々の利用者にあった福祉用具を利用することの大切さや必要性が実感されています。モデル事業に関わった施設の専門職種からのコメント生活相談員支援相談員・個別対応、自己実現を目指すという意味で福祉用具利用の拡大は施設サービス提供側からすれば大変現実的で有効と思う。・自立を支援することでもっとも大事なことは、体の一部としてフィッティングできるものであることを再認識した。・貸与サービスであれば福祉機器利用についてご家族の理解も得やすくなる。介護支援専門員・個別的な対応が重要であり、施設での福祉用具貸出しは効果的。・居宅同様に、ご本人に合った福祉用具を利用する事が生活の質の向上につながることを今回改めて認識した。・利用者が長く在宅で生活できるよう支援する介護老人保健施設にとっては、居宅と同じ環境を設定できるようになることは重要。介護職・適切な福祉用具を使用したことで問題点の改善だけではなくQOLの向上に繋がった方や、自信を付けて自ら自立に向け努力される姿も見られ、自立支援の可能性が広がった思い。・ADLの向上が見られた結果もあり、今回の取り組みで介護職員の福祉用具に対する意識が向上したように感じる。・利用者さんのできることが増えるのを見るのは嬉しい。環境設定が大事だということに気付かされた。・個々に適合した福祉用具を選定することの大切さを改めて実感した。施設でも福祉用具のレンタルは今後必要だと思う。