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94.モデル事業の実施手順以下では、モデル事業の実施手順を説明します。4.1実施体制の整備はじめに、モデル事業を遂行する体制を整備します。実施体制は、利用者の目標や状態像に適した用具の選定や利用の継続を可能とするため、福祉用具利用に関わる多様な職種により構成します。以下に、本事業で想定している体制(例)に含まれる職種とそれぞれの役割を示します。施設における福祉用具利用の体制整備例職種役割介護老人保健施設介護老人福祉施設福祉用具管理責任者(職種は特定しませんが福祉用具利用全体の管理責任者を置く。)モデル事業全体の運営、進捗管理福祉用具貸与事業所等との連絡窓口(福祉用具利用経験豊富なリハ専門職が担当することを推奨します。)モデル事業全体の運営、進捗管理福祉用具貸与事業所等との連絡窓口(入所者全体の状態を把握している相談員、介護支援専門員などが担当することを推奨します。)リハ専門職(福祉用具適合、利用指導の責任者)専門的見地からのアセスメント用具の選定と適合指導モニタリング、用具の利用状況の確認リハビリテーションの観点から日常の介護における用具の取り扱いや利用者との関わりに関する指導、研修・リハ専門職がいる場合は介護老人保健施設の役割に準じる。・施設にリハ専門職がいない場合は、他の職種や福祉用具専門相談員で分担して対応することになるが、訪問指導のリハ専門職の活用なども検討するとよい。介護支援専門員モデル事業対象利用者のアセスメント、他職種との連携によるケアプラン策定モデル事業対象利用者のアセスメント、他職種との連携によるケアプラン策定、生活目標の設定看護職員モデル事業対象となる利用者の状態観察、福祉用具利用状況確認、リハ専門職等への情報提供モデル事業対象となる利用者の状態観察、福祉用具利用状況確認、福祉用具管理責任者等への情報提供介護職員モデル事業対象となる利用者の担当介護職員として、利用者の状態観察、福祉用具利用状況確認、他の専門職への情報提供モデル事業対象となる利用者の担当介護職員として、利用者の状態観察、福祉用具利用状況確認、他の専門職への情報提供福祉用具貸与事業所福祉用具専門相談員用具の選定への協力(情報提供、デモなど)用具のレンタルモニタリング、メンテナンス用具の選定への協力(情報提供、デモなど。特に用具を用いた生活改善事例の情報提供など)用具のレンタル用具の適合支援、利用指導モニタリング、メンテナンス