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66【介護老人保健施設】・福祉用具に関する意識が高まり、業務の中で福祉用具に目を配り、ひとりひとりに合った物を提供した方が良いという考えに意識が向くようになった。・利用した福祉用具の操作性や利便性に個々の職員が興味を持つようになった。・施設にはなかった福祉用具を知り、他の利用者にも適応できないかとの意見が挙がった。・より利用者個人に合った選択が可能とするため、病棟ごとではなく施設内で一元的に管理するシステムに変更する取り組みを始めた。担当したスタッフからは、以下のような意見が得られた。【介護老人福祉施設】・利用者に適合した福祉用具を使うことで、利用者自身の自立への意識が高まることや活動範囲が広がる可能性が大きいことが認識され、自立支援に対する意識が強まった。・福祉用具の活用により、介助量が軽減できたことから、適切に福祉用具を使用するように意識するようになった。・自立支援に向けた支援方法の選択肢の幅が広がり、職員の意識が高まったなど【介護老人保健施設】・残存能力の活用を考えるようになり、スタッフの意識ができることを増やすように支援する方向へ働きやすくなった。・福祉用具の選択の幅が広がったことで、職員の介助方法も変化し、利用者が以前よりも良い姿で生活出来ることを実感できた。各専門職種からも下記のような評価が得られている。(介護支援専門員)・施設=在宅と位置付けた場合に、施設でも福祉用具のレンタルができることは画期的であり、福祉サービスの理念である『自立支援』・『在宅生活の維持』等に準じたサービス提供に関する選択肢が増える為、身体機能の維持や残存機能の活用に繋がるものと考えられる。・利用者にあった福祉用具を選択できることによりADL、QOLの向上がみられることからレンタルは効果的である。・モデル事業を行うことで、貸与業者との関わりが増え、車いすやベッド以外の福祉用具を勉強することができ、今後も継続していきたい。(介護職員)・利用者のできることが増えるのを見るのは嬉しい。環境設定が大事ということに気付かされた。・再度入居者が使用する福祉用具のアセスメントを行ったことで問題、課題等を確認することができた。