■ページ本文テキスト■

62図表50モデル事業を実施して「大変だったこと」「苦労したこと」(自由回答)2.モデル事業を実施して「大変だったこと」「苦労したこと」事業所A老健であれば、リハビリスタッフが付いているので、用具の理解・変更、利用者へのケアが可能であり、ある程度任せられる部分もあった。しかし福祉施設の場合、施設職員のみであるため、福祉用具を導入したことによる弊害(活動性が上がり、目が離せなくなった。関節可動域が狭くなったことにより移乗が困難になった等)が出てしまった。利用者が状態などに大きな変化が無い場合の報告が難しかった。寝たきりの場合エアマットを利用して皮膚状況が安定しているなど同じ表現の報告になってしまった。施設職員が多忙であり訪問日程や時間などで制約をうけた。用具の選定、搬入時、それぞれの利用者やフロアの職員に説明を行ったため、時間がかかった。モデル事業が終わった後、用具レンタルの継続が難しかった。事業所B担当者と時間調整を行う事。書類作成、施設ではPCの個人使用が少なく手書きで頂いていたので。事業所C(特養)・お借りしている福祉用具を傷付けないようにしなければならないが現場との温度差があり汚してしまったりしご迷惑をお掛けしました。・毎月のモニタリングに追われました。利用者が重度障害で意思疎通を図れないケースが多かった為、介護スタッフ・セラピスト・ケアマネージャーを交え選定を行い、福祉用具をフィッティングするが利用者本人から導入した用具が適合しているか否かの聞き取りが困難で状態を見ながら判断するしかなかったのが大変だった。導入した福祉用具の取扱いも施設のスタッフ一同が全員統一して同じ操作方法を守ってもらう事も難しかった。事業所D日常の通常業務を行いながらのモデル事業の実施であった為、定期的な担当者の集まりや書類の作成が大変だった。モニタリング等についてはもう少しポイントを絞って評価するような書式でも良いのではと感じた。又福祉用具変更後の使用状況等についてはユニット職員(介護職員)へ日々の介護記録の一つとして記録を残してもらう事で、定期的なモニタリングを行う際に参考とした。事業所E・窓口=実施担当者でなかったことで、事業所側から求めていることが、実施担当者に伝わらず、再度足を運ばなければならないことが発生した。モニタリング時に双方に確認、訪問前に再度確認するようにした。・普段意識していないこと(座位姿勢、褥瘡のリスク等)、意識させること。個々の座位姿勢の写真を車いすにつけたり、ポジショニングクッションの装着時の写真を壁に貼ったりして、職員で違う対応にならないようにした。事業所Fモデル事業が終わった時、貸し出していた物を引き上げる際、また以前の用具で介護をしなくてはいけないのかと職員から言われました。