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58【介護老人福祉施設】・入居者の身体状況に合わせた福祉用具の選択肢が広がることにより、自分で出来ることが増えると生きがいにもなる為、特養でも安価で安全に福祉用具が選べ、使えるようになると良いと思います。(栄養士)その他【介護老人保健施設】・施設内で用意できる道具には、経済的に限界があるケース、施設が多い。より良いケアの実現のためにも、ぜひ導入が望ましい。(医師)・近年、尊厳あるケアの確立や、介護者の腰痛対策が課題として挙げられている。今回のモデル事業でも実感できたことであるが、環境が整ってこそ解決できる課題だと考えます。在宅における福祉用具貸与と同等の制度まで必要とは思いませんが、褥瘡対策のエアマット、利用者の状況にあわせて対応できるモジュラー型車いす、ティルト・リクライニング型車いすが介護保険施設においてもレンタルで利用できることが必要だと思います。それらが円滑に効果的に利用できる制度が確立すると同時に、その制度を活用しながらケアやリハビリテーションが行える人材を育成していくことで、現在の状況を良い方向に変化していくことができるのではないでしょうか。・レンタルサービスが老健施設(入所施設)でも利用できれば、利用者に合った福祉用具の提供ができ、良いなと思った。入所中に利用し、それをそのまま在宅復帰時、ご自宅で使用することが可能であれば、慣れた物的環境下で再度在宅生活が送ることも出来、セラピスト側もリハ内容をアプローチしやすい。長期入所されている方でも、より良い施設生活を送るために“合った物を使う”ことは、生活上大事なことで、生活を有意義に過ごせるよう、今後入所施設でのレンタルサービスを検討していただきたい。(作業療法士)