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54【介護老人福祉施設】・現在の制度では、福祉用具のレンタルは在宅で生活する方が対象となっている為、施設で入居している方は予め施設で用意した福祉用具を使用するか、自費で購入した物(自宅で使用していた物)を使うもしくは持参して頂く以外に選択肢がないのが現状である。施設=在宅と位置付けた場合に、施設でも福祉用具のレンタルができることは画期的であり、福祉サービスの理念である『自立支援』・『在宅生活の維持』等に準じたサービス提供に関する選択肢が増える為、身体機能の維持や残存機能の活用に繋がるものと考えられる。・利用者にあった福祉用具を選択できることによりADL,QOLの向上がみられることからレンタルは効果的であると考える。(選択肢が増える)・的確なアドバイス、調整について指導していただき細かな調整方法、活用についても理解できた。・福祉用具購入の年間予算もあるので利用者にあった福祉用具を選ぶにはレンタルは助かる。・新しい器具や使用方法なども情報提供を受けることでその人の自立できる幅も広がると思う。・利用できる機器を増やして続けてほしいと思いました。・自宅での生活とは違い、施設の場合は、現在ある福祉用具を何とかあてはめて利用しているのが現状である。今回改めて、居宅同様、本人に合った福祉用具を利用する事が、生活の質の向上につながると思った。・モデル事業を行うことで、貸与業者との関わりが増え、車いすやベッド以外の福祉用具を勉強することができ、今後も継続していきたい。・状態が変わる入所者に全て合わせて購入することは不可能であるので、レンタルが望ましい。・本人の身体に合った車いす利用という意味では効果があったと思われます。ずり落ち(回数は減ったのではないでしょうか)に関しては、今後も姿勢を正すことと見守り・声掛けが必要です介護支援専門員【介護老人保健施設】・利用者に合った道具をレンタルできると、利用者の身体的、経済的負担軽減につながる。ぜひ実現してほしい。・褥瘡の対応で完治するまで長期間かかっていた利用者が、今回はエアマットの導入により週単位での短い期間で完治することができた。施設のエアマットの数は限られており、必要な利用者に提供できない状況であるため、今回のように、必要な利用者に必要なタイミングで導入できることは、とても効果的であると思います。・今回の事業が他の利用者にも適応できたら、利用者のQOLが向上できて、より快適な施設生活がすごせると考察します。