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53図表48モデル事業全体を通じたレンタルによる福祉用具利用の評価(自由記述)【介護老人福祉施設】・自施設だけを見ても、効果は明らかで、個別対応、自己実現を目指すという意味では何故今まで無かったのかが不思議な程、権利擁護の観点からも有って然りの制度とも考える。おかれた立場によって捉え方にも格差はあろうかと思うが、何を持って施設サービスの利点とするのか、在宅サービスの拡充が僻地とも言える近隣地域にどこまで行き届くのか、毎度改正を受け、結果に乗るしか無いこの地域に改正の目的通りの期待感は薄い。それならば施設ニーズに着目したこの取組が制度化される事は、私共施設サービス提供側からすれば大変現実的で有効と捉えられるかと思う。施設でのレンタルは在宅支援を行う上で、非常に重要なツールとして機能する。・入居者の状態は、刻々と変化していく中で福祉用具を早急に変更していく必要があるが、施設の予算も厳しくすぐに本人にあった物を提供できていないのが現状です。レンタルできることで早急に必要なものを提供できることとどのような物があるのか、症例に合わせて提案していただけることがとても良いと思います。今後は、すべての福祉用具がその時その人にあった物を選定していけるように(必要なものを必要なときだけ使っていけるように)なるとよいと思います。・本人の状態に合わせ、福祉用具を変更できるレンタルの制度は必要だと実感した。また、職員にとっても新しい福祉用具に接する機会となり勉強になった。・利用者の体型や状態に合った車いすという点では、効果があったと思います。自立を支援することでもっとも大事なことは、体の一部としてフィッティングできるものを今後少しずつ提供していくことができればよいと思う。生活相談員・支援相談員【介護老人保健施設】・リハビリの進捗状況によって本人の状態を確認しながら福祉用具を変更する事ができる為、利用者の個別支援の充実を図る上でも福祉用具のレンタルは有効であると感じました。しかし、老健施設は入退所が多く、その都度迅速な対応ができるか、レンタル用品の管理の問題等、不安な点も感じます。・適切な福祉用具の必要性は認識したが、その購入なり貸与の支払いは施設側・入所者側としても負担が増える為問題はあると思う。・ぜひ、施設でのレンタルを実現してほしい。・これまで必要性はわかっていても、購入しか方法がなかった状況では、ご家族の理解が得られなくて検討できなかった利用者も、レンタルの福祉用具を利用する事が出来れば、検討する事が出来るようになると思います。