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47(2)職員の意識の変化について職員シートについて、施設種類別で集計した結果を以下に示す。担当チームについては、介護老人福祉施設では、介護職員、介護支援専門員、看護職員、生活相談員、機能訓練指導員などから構成されていた。介護老人保健施設では、介護職員、看護職員、介護支援専門員、支援相談員、機能訓練指導員などから構成されていた。図表44担当チームの職種合計支援相談員・生活相談員介護支援専門員介護職員看護職員機能訓練指導員その他無回答53454210100.060.080.0100.080.040.020.00.052354230100.040.060.0100.080.040.060.00.0介護老人福祉施設介護老人保健施設担当チームの職種図表45回答者の職種合計支援相談員・生活相談員介護支援専門員介護職員看護職員機能訓練指導員その他無回答51320100100.020.060.040.00.020.00.00.051000220100.020.00.00.00.040.040.00.0介護老人福祉施設介護老人保健施設あなた(記入者)の職種モデル事業における業務については、以下のような変化が報告された(詳細は図表47を参照)。・福祉用具専門相談員の助言や選択肢の広がりから用具の選択がしやすくなった。・調整可能な福祉用具を利用することができ、調整がしやすくなった。・日々の活動性に変化があるため、リハビリにおいてモチベーション向上を図りやすい。・利用者に合った車いす等を使用する事で、座位姿勢が安定し、座り直しの介助等が減った。また、レッグサポートやアームサポートの着脱が出来る事で、介護が行いやすかった。・利用者の反応としては、良好な姿勢になることで、身体的負担が軽減し、生活への意欲、可動性が向上した。・在宅復帰に向けた指導については、自宅を訪問した結果、必要と思われる福祉用具をモデル事業で活用し、施設生活で実際に使用する事で、姿勢の修正やトイレ動作の指導など、具体的に行うことが出来た。・利用者の意識としては、できることが増え、生活への意欲が向上した。一部の利用者では、自信がつき行動範囲が広がった。・職員の意識としては、スタッフの意識ができることを増やすように支援する方向へ働きやすくなった、福祉用具の選択の幅が広がったことで、職員の介助方法も変化し、利用者が以前よりも良い姿で生活出来ることを実感できた、福祉用具の有効活用が介護量軽減や自立につながることが理解できた・全体としては、利用者一人ひとりにあった福祉用具の選択・調整の必要性が理解できた。ADLの向上だけでなくQOLの向上についても実感できた。