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28【床ずれ防止用具】1.利用効果(利用期間前後の変化)(用具別)視点内容事例ID機能的自立度評価(FIM)の変化ベッド・いす・車いすの移乗・全介助・二人介助→しっかり引き上げるB4-イ-2生活行動の変化・居室外の生活時間(時間/日)3.5時間⇒4時間・アクティビティ参加回数2回⇒3回日中はベッドをホールに出して過ごしている。ホールでのレクリエーションに耳を傾けている。・離床時間0.75時間⇒3時間・居室外の生活時間0.75時間⇒3時間腰痛が強い為、食事の短時間のみ離床であったが、腰痛軽減してきており離床時間が延び、食事時など一度45の離床で45分程度は車いすに座る事が可能になってきているA2-イ-3A4-イ-2総合評価・仙骨に床ずれがあり床ずれの発生リスクが高いので、高機能型のエアマットを使用。体位変換時に圧がかかりすぎた部位の発赤が見られなくなった。ポジショニングにより筋緊張が以前より弱くなっている。・高齢で臥床中心の生活であり、マットレスが硬かった為、表皮剥離や腰痛を引き起こしていた。除圧がしっかり行えていてスキントラブルが減少し、臥床中心の生活ではあるが表皮剥離は出来ていない。腰痛の訴えも減り離床時間が延びた褥瘡をしっかり予防できて腰痛の軽減から離床時間の延長も可能となりADLの向上に繋がった。・食事時のみ離床。給茶はベッド上ギャッジアップで行っている。関節拘縮強く、踵に褥瘡ができやすい。ほぼ寝たきりの状況で拘縮の進行がみられる。エアマット導入により褥瘡を予防し、安楽な姿勢をとることで、精神面の安定(不快感の軽減)を図った。また、拘縮の進行予防を図った。・利用前より、安楽姿勢に近づいているように思う。筋緊張は強い状態で触れると苦痛表情みられるも、安静時は苦痛表情なく臥床している。褥瘡(発赤)等も確認されておらず、全身状態良好。しかし、右手指握り込み、筋緊張強く今後上肢のポジショニングも再度検討していく必要あり。全体的なADL向上は図れていないが、臥床時間の長い方にとって、安楽肢位がとれることで褥瘡予防、筋緊張の緩和等が図れた。A1-イ-1A4-イ-2B5-イ-2