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271.利用効果(利用期間前後の変化)(用具別)視点内容事例ID定した事で食事が進むようになり、摂取量が増えた。また、安楽な座位姿勢を保つ事で、四肢の外傷や皮下出血が減ってきた。ご家族面会時、本人の姿勢が良くなっている事について、喜ばれていた。本人も安定した姿勢で穏やかに面会できていた。・座位崩れ(仙骨座り)が顕著であり、長時間の座位保持が困難であったが、ティルト・リクライニングにより安楽な座位姿勢が可能となり、離床時間が長く作れるようになった。座位時間が伸ばせたことでレクリエーション等にも参加できるようになった。利用者本人の座位時の表情から強張りが減った。・膝への配慮から離床は一日1回(昼食時)と、個別訓練時のみ。移乗介助方法の勉強会施行し、介護職員でも移乗介助可となった。離床回数の増大。座位姿勢を何度も取ることで、全身的な体力もアップしている。起居動作の基本的な活動、アクティビティ参加の向上・拡大が、ADL動作の能力アップへとつながっている。・施設の標準型車いすを使用していたが、サイズが適しておらず、姿勢が崩れる要因となっていた。注入食やリハビリ、入浴の際は車いすで過ごされるが、体動が多く、座位の姿勢が前方に滑り滑落しそうになるなど、不良姿勢であることが多い。麻痺は軽度である為、適切な環境の中で過ごすことができれば、生活姿勢の改善が見込まれるため、角度調整や高さ調整などが行えるモジュラー型車いすを導入。徐々に日中の座位姿勢の安定性が向上。前方に姿勢をずらしていることが多いため、車いすの微調整、クッションを変更したところ、姿勢の崩れが減少し、安定した状態で継続できている。A4-アー2B5-アー5B4-アー1