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25(2)変化の概要4時点でのデータを取得している55ケースのうち、(1)に示した利用者の変化の項目に該当するケース数を、利用する福祉用具の種類別に整理して以下に示す。図表23利用者の変化が見られた件数区分効果があった件数車いす6件ベッド・いす・車いすの移乗の改善6件トイレへの移乗の改善5件移動動作(歩行・車いす)の改善4件自力体位変換能力2件機能的自立度評価表(FIM)床ずれ予防用具1件ベッド・いす・車いすの移乗の改善1件移動動作(歩行・車いす)の改善1件車いす21件離床時間の改善18件室外で過ごす時間の改善16件アクティビティ参加回数の増加7件施設外への外出回数の増加8件アクティビティ以外の交流回数の増加17件食事の状況(昼食所要時間)の改善7件その他の変化12件生活行動の変化床ずれ予防用具11件離床時間の改善6件室外で過ごす時間の改善5件アクティビティ参加回数の増加2件アクティビティ以外の交流回数の増加1件食事の状況(昼食所要時間)の改善2件その他の変化5件車いす27件利用者のADL、生活行動の変化など22件レンタルによる福祉用具の利用について23件総合評価床ずれ予防用具18件利用者のADL、生活行動の変化など16件レンタルによる福祉用具の利用について14件なお、上記は重複した項目で変化が見られている場合を含んでいる。1つ以上の効果があったケースは49件(ケース全体の89.1%。以下同じ)、2つ以上の区分で効果があったケースは24件(43.6%)、3つの区分で効果があったケースは7件(12.7%)であった。3ヶ月程度の短期間であったが、多くのケースで変化が観測された。以下に、導入した福祉用具別に主な変化の例を示す。表中の事例IDのうち、Aは介護老人福祉施設、Bは介護老人保健施設を示し、アは車いす利用事例、イは床ずれ予防用具利用事例を示す。