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2(2)調査の進め方上記の目的を達成するため、本調査は以下の手順で実施した。1)検討委員会の設置高齢者施設の特性に対応した福祉用具利用と効果的な運用体制の実証研究について、モデル的な導入手順の整理、実証すべき項目、実証データ収集の方法、収集したデータの分析方法、分析結果に基づいた福祉用具の利用と管理運営の手順書作成を検討するために、高齢者施設等の管理者、リハ専門職(環境整備有識者)、介護支援専門員(施設ケアマネ含む)、福祉用具事業者などから構成される委員会を設置した。また、施設の特性に応じた具体的な実証方法を検討するために作業部会を設置した。【検討委員会の主な検討事項】・施設の特性、福祉用具の利用経験の違いに応じた福祉用具導入の手順の整理(施設特性別の導入・運用手順書案の検討)・導入モデル事業の実施対象の検討・実証すべき項目の検討・実証データ収集方法、分析方法の検討・分析結果に基づき高齢者施設における福祉用具の利用、運用・管理のあり方、仕組みの検討・手順書案の作成と調査報告内容の検討【作業部会での主な検討事項】・施設の特性、ケアマネジメントの体制、福祉用具の利用経験の違いに応じた導入福祉用具導入プロセスの整理対象ケースの選定・アセスメントの手法・タイミング、専門職の関わり方、福祉用具貸与事業者の関わり方など・福祉用具導入・管理の体制整備の検討ケアマネジャーに期待する役割、多職種連携チームの形成の手法・施設の特性、ケアマネジメントの体制、福祉用具の利用経験の違いに応じた実証項目の検討体制整備・導入のプロセスに関する事項、福祉用具導入の効果確認に関する事項、施設の運営・経営への影響に関する事項・実証データ収集方法(項目別の記録様式、記録方法など)の検討・実証項目データの具体的な収集方法の検討・収集データの分析2)高齢者施設等における福祉用具導入手順の実証事業福祉用具導入手順書案を実証評価するために、手順書に則した福祉用具利用の導入を行