■ページ本文テキスト■

15門相談員の知見の活用など衆知を集めて最適な用具を選定します。⇒福祉用具利用の必要性、用具の選定を、誰がどの段階で提案し、最終的に誰が確定させるかについて基本的なルールを明確にしておくと、検討が円滑に進みます。5.福祉用具の導入用具の選定が決まれば導入の手続きとなります。通常は用具1つひとつについてレンタル契約を結ぶことになります。搬入日を確定して福祉用具貸与事業者に伝達すればその日に搬入、設置が行われます。⇒福祉用具によっては調達に時間を要する場合もあるので、搬入日は施設と福祉用具事業者で調整して設定します。施設側も担当者を明確にしておくと調整が円滑に進みます。6.福祉用具の利用・評価・管理施設備品の福祉用具と同様に利用して経過を評価します。用具の不適合、あるいは利用者の状態変化などがあれば、2.アセスメントに戻って、以降のプロセスを繰り返します。⇒導入当初は福祉用具貸与事業者が初期モニタリングを行い、適合状況などを確認します。施設側担当者も同席して初期の適合状態を確認しておけば、その後の経過観察のベースになります。初期の適合状況をケアチーム全員で共有しておけば、その後の経過の評価、問題点の発見なども日常業務の中で行えます。導入・運用の全体の手順は次のフローに示すとおりです。