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72図表50モデル事業全体を通じたレンタルによる福祉用具利用の評価(自由記述)生活相談員・支援相談員・モデル事業でも多少でも効果が確認された。個別ニーズ対応と言う意味で良い取り組みである。・個人に合わせた福祉用具を選定しやすい状況となった。(姿勢が整ったり、自操しやすい状況となった。下肢を巻き込まないような、安全対策がとれた。)・本人の状態に合ったものを提供し、もし変化があった場合にもその都度変更が可能であるレンタルが利用できることは有効である。・ただし、ベッド稼働率の高い介護老人保健施設では日々多くの利用者が出入りしており、対象者が増えた場合でも、今回のような迅速な対応が提供可能なのか不安。・本人にとってその時点でベストのものを選択できることや、ロスがないことから非常に有効。介護支援専門員・個別的な対応が重要であり、施設での福祉用具貸出しは効果的。その都度本人の状態確認や定期的な見直しは必要。本人の体の状態に合った福祉用具を使うことで、その人の出来る事の維持(残存機能の維持・活用)や過ごしやすい環境を提供していけるのではないか。・居宅と同じ環境を設定できるようになることは利用者が長く在宅で生活できるよう支援する介護老人保健施設にとっては重要。ケアプランに関連することから、業者との窓口の明確化、依頼から評価までの流れを明確に施設内で決めておく必要がある。・利用者の24時間の生活の中で、適した福祉用具を使用することにより、褥創予防などの健康面、正しい姿勢での食事摂取や移動しやすさによる活動面のそれぞれに重要であることを改め認識した。・施設の用具には限界があるので…是非制度を導入してほしい。介護職員・これまでいかに適切ではない福祉用具を使用しているかを知る良い機会となった。適切な福祉用具を使用した事で問題点の改善だけではなくQOLの向上に繋がった方も多く見受けられ、福祉用具の重要性や必要性を改めて実感した。施設における福祉用具の位置づけを見直し、福祉用具の選定が出来るようになることを切に願い、今後も自立支援、個別ケアに向けて福祉用具を使用したい。・貸与事業者からの様々なアドバイスや、福祉用具の提案により勉強になった。・利用者の体型やケア内容によって細かく選べるため、より自立に向けてケアや受傷予防、職員の負担軽減に繋がった。退所後、次の施設でも継続して利用できる様になればとても良い。・今後は車いすだけでなく、ベッドやつっぱり自助具のお試しなどがあれば良いと思いました。・利用者の笑顔が増加した。姿勢も良くなり、傷もなくなった。利用者にとってよい制度である。