■ページ本文テキスト■

523-4.モデル事業における機種変更について(1)利用開始時の機種選定実証期間での変化が見やすい事例では、車いす、歩行補助用具、床ずれ防止用具、いずれでも利用開始時の問題点に対応した機種選定がなされている。車いすの利用については、主に座位姿勢の保持、移乗動作の確保の観点から、利用者の状態に応じて調整可能な車いすが選択されている。歩行補助用具の利用については、利用者の歩行能力の活用を前提としつつ、転倒のリスクを回避できる安定性の高い用具が選定されている。初期段階でのこうしたきめ細かい対応が、生活機能動作の向上、生活行動範囲の拡大につながっていると考えられる。図表25利用開始時の機種選定理由の例(車いす)選定用具選定理由事例ID車いす(TRC-2)安全・安楽な座位姿勢確保の為、ティルト、リクライニング機能付を選定。A3-ア-1車いす(エムエムフィット)右大腿骨骨折歴あり、歩行できなくなっている。自走・足漕ぎタイプを選定。A3-ア-3車いす(TRC-2)安全・安楽な座位姿勢確保の為、ティルト、リクライニング機能付を選定。A3-ウ-2レボE22インチ身体が左に傾く傾向があるので、座位の安定を図るため、車いすを調整することで、座位時の姿勢が安楽にできる機種を選定。A5-ア-1NA-3DX移乗動作が安全に行えるよう、肘跳ね上げ、フットサポート開閉可能が可能で、片手、片足駆動となるため調整が行える機種を選定。A5-ア-6座王適合調整が出来、本人様にとって安楽な座位を提供できる為選定します。B4-ア-8レボE20インチ座位姿勢が左に傾くため、本人の姿勢に合わせて調整ができる機種を選定。B5-ア-3レボE22インチ座位姿勢が背中をそらすように座るため、本人の姿勢に合わせ調整ができる機種を選定。B5-ア-4