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5施設において、入所者の自立支援の実現のために、すでにあるものを工夫して使うにとどまらず、個々の入所者の状態の応じた最適な福祉用具を積極的に導入することが望まれます。ここでは、「施設にいても在宅と同程度の福祉用具利用環境を実現すること」という目標を掲げ、実現に向けたステップを提案しています。@高齢者施設における福祉用具利用の現状確認と啓発在宅との比較、先進事例との比較による啓発A福祉用具利用見直しの目標設定「施設にいても在宅と同程度の福祉用具利用環境を実現すること」●利用者の状態変化に応じた交換利用・定期的なモニタリングによって利用者の状態変化を把握⇒状態変化に応じてケアマネジメントの目標を見直し⇒必要に応じて利用する福祉用具を変更●利用者変更時の消毒の徹底による衛生管理B目標達成に向けた対応策の検討状況改善方策のメニューを検討C施設毎にメニューの選択施設の運営方針と整合するメニューの選択D施設運営における改善方策メニューの落とし込み組織体制整備、人材確保、バックアップ体制整備施設における福祉用具利用のあり方【目標の設定と働きかけ】データを用いた広報などにより問題意識を喚起します施設間で共有できるわかりやすい目標とします概念的でなく、入所者の生活状態としてのイメージを共有しやすい目標とします福祉用具関連団体の組織的な取り組みの根拠となります取り組みやすい対応策を検討します例:「施設の事業計画に福祉用具の活用方針、整備計画、管理・メンテナンスについて記載する」「研修の実施」「外部専門職や福祉用具事業者との連携強化」など施設の運営目標に対して、福祉用具活用促進のメリット、現実的な体制、仕組みが構築できるか、などを検討しますコスト面への影響にも留意し、外部の資源の有効活用なども充分に検討します?11?