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2ははじじめめにに多くの福祉用具貸与事業所では貸与のみではなく、同時に販売および住宅改修を行っています。サービス利用者の状態の変化に対応して、上記のサービス連携が求められることも想定され、こうした連携サービスが円滑に行われることによる利用者および事業者にとってのメリットも大きいと考えられます。そこで、平成21年度に実施された「福祉用具サービスの業態連携の実態調査」では、上記のような連携したサービス提供の実態(サービス提供の連携が利用全体のどの程度の割合を占めているのか、実際に各サービス間でどのような連携をしているのかなど)を把握するとともに、福祉用具貸与と住宅改修、福祉用具販売が相互にサービス連携を行うことによる利用者、事業所それぞれに対するメリットを整理しました。この事例集では、調査の結果をとりまとめ、収集した事例の分析結果や特徴的な事例をご紹介しています。今後、福祉用具貸与事業所における効果的なサービス展開の可能性を検討し、利用者の生活の質向上に資する効果的なサービス連携を促進する際のご参考として、この事例集をご活用いただければ幸いです。2